鉛筆画・デッサンの魅力を最大限に引き出す!構図導入の必要性と方法とは?

構図の取り込み方

 どうも。私は、プロ鉛筆画家の中山眞治です。

 さて、鉛筆画・デッサンは、芸術の中でも独特の魅力を持つ表現方法です。そして、初心者にとっては適切な構図の導入が必要な要素となります。なぜならば、構図は作品のバランスや視覚的な効果を決定づける重要な要素だからです。

 また、適切な構図の導入をすることは、作品を魅力的で説得力のある作品に仕上げられるので、鑑賞者の目を作品に引き込むことができます。尚、構図はたくさんの種類が存在していると同時に、構図を引き立てるたくさんの方法やテクニックも存在します。

 それでは、早速見ていきましょう!

  1. 魅力的な作品を制作するための構図の重要性とは?
    1. 作品の魅力を最大限に引き出すための構図の重要性:作家が知っておくべき鍵となる要素
    2. 各種構図を用いる際の画面上の「中心」とは、寸法上の中心ではありません
    3. 作品の魅力を最大限に鑑賞者に伝えるための要素を強調する必要性:鑑賞者が感動や感銘を得られるような構成が重要です
  2. 鉛筆画・デッサンにおける構図の役割とは?
    1. 鉛筆画・デッサンにおける構図の役割とは?作品の魅力を最大限に引き出すための構図の秘訣
    2. 構図とは、先人の築き上げてきた美の構成に裏打ちされた、バランス・緊張感・力強さ・躍動感などを伝えられます
  3. 構図の導入によって表現力を向上させる方法
    1. 表現力を向上させるための構図の導入方法:鉛筆画・デッサンにおける魅力的な表現を実現する秘訣
    2. 画面構成上の緊張感の出し方は、ちょっとした工夫で出すことができます
    3. 画面構成の視点が重要です
  4. 鉛筆画・デッサンでの効果的な構図の導入方法
    1. 構図の導入は、最初に取り組む小さいメモやラフスケッチから考えましょう
    2. 鉛筆画とデッサンの違いとは
    3. 鉛筆画・デッサン制作時の形態を表すタッチについて
  5. 鉛筆画・デッサン初心者が構図をマスターするためのアプローチ
    1. 鉛筆画・デッサン初心者が構図をマスターするためのアプローチ:基本から応用までのステップバイステップガイド
    2. 構図の検討は、当初のメモ程度の状態から考えていくことが必要です
    3. 構図導入の練習は日常のどこにいてもおこなえます
    4. 構図会得には時間がかかりますので継続的な練習が必要であり、上級者からの指摘も有効に活用しよう
  6. たまには絵画鑑賞に出かけましょう
    1. 絵画を見に行く際のおすすめな公募展
    2. 絵画鑑賞では大きな要素を掴みましょう
  7. まとめ

魅力的な作品を制作するための構図の重要性とは?

作品の魅力を最大限に引き出すための構図の重要性:作家が知っておくべき鍵となる要素

 魅力的な作品を完成させるためには、構図の重要性を理解することが重要です。構図は画面の中の全体的な配列や要素(各モチーフなど)の配置を決定し、視覚的なバランスや効果を生み出す役割を担います。

 そして、適切な構図を選択することで、作品に親しみや興味を与えることもできます。まず、構図は主題(主役・準主役)や要素の配置に関与します。主題を中心に配置することで視覚的な中心を形成し、鑑賞者の目を引きます。

 また、制作画面上に対称的な配置や各種構図基本線などの比率も活用することで、作品に視覚的な調和やバランスを生みだすこともできます。

各種構図を用いる際の画面上の「中心」とは、寸法上の中心ではありません

 尚、ここで言うところの「中心」とは、画面寸法上の中心ではありません。画面全体を引き立て、主題を各種構図分割線上に置いた際の位置ということです。

 具体的には、黄金分割で画面構成を考えるのであれば、その黄金分割線上に「主題」を配置するということであり、そこが中心です。

 そして、この場合の画面構成では、縦横あるいは左右の対角線の暗示を各種モチーフを使ったり、モチーフの部分的な特徴も活用することで、画面の中の縦横斜めの線を含めた各種線により、画面全体が構成されていることを暗示し、鑑賞者に「混乱を与えない」ことも重要です。

 また、このことを別の言葉で言うならば、構図を導入し、縦横斜めの線を含めた各種線で画面全体の構成を暗示することで、作品にバランス・緊張感・躍動感・力強さ及び深みや味わいが出て、鑑賞者に「感動や感銘」を与えることができるようになるということです。

 尚、導入するモチーフ全体の大きさをデフォルメ(調整)することで、鑑賞者へ遠近感や作品に対する印象を強調することも可能です。

作品の魅力を最大限に鑑賞者に伝えるための要素を強調する必要性:鑑賞者が感動や感銘を得られるような構成が重要です

 構図の選択は、作家の創造性と表現力に大きな影響を与えます。綿密な検討と練習を繰り返しながら、構図の選択や要素の配置に対する感性を磨くことが重要です。

 そして、他の作家の作品や写真からも学び、自分なりの構図のスタイルを開発することも必要になるでしょう。また、 構図の役割を創造的に活用することで、魅力的な作品を制作することができます。

 このように、構図は作品の魅力を最大限に引き出すためには、切り離すことのできない重要な要素であると同時に、作家が構図の重要性を考え、表現力を高めるために積極的に取り入れることで、完成度の高い作品に仕上げることができるのです。

鉛筆画・デッサンにおける構図の役割とは?

鉛筆画・デッサンにおける構図の役割とは?作品の魅力を最大限に引き出すための構図の秘訣

 鉛筆画・デッサンにおける構図は、作品制作上において重要な役割を果たします。作家の構想を具現化する際に、その主題(主役・準主役)を構成する際に適切な構図を選択することは、作品の視覚的なバランスや効果を最大限に引き出すことにつながります。

 まず、構図を考える際には主題(主役や準主役)や要素(各モチーフなど)の配置を決定します。主題を画面内の適切な位置に配置することで、作品に視覚的な中心(1の(2)と同じ)を形成し、鑑賞者の目を引きます。

 つまり、適切な配置や各種構図分割線などを活用することで、作品に調和やバランスを強調することができますし、適切な視点(あなたから見たモチーフの位置及び見え方や見せ方)を選ぶことは、主題や要素に臨場感や立体感をもたらします。

 また、遠近法や透視図法も活用して、奥行きを表現することも可能です。このように、構図以外にもたくさんの手法やテクニックがあるので、さまざまに研究しましょう。たくさんの手法やテクニックをあなたの「引き出し」にしまっておくことで、今後の多彩な表現が可能になります。

構図とは、先人の築き上げてきた美の構成に裏打ちされた、バランス・緊張感・力強さ・躍動感などを伝えられます

 構図は、作品に動きやリズムを生みだすための重要な要素であり、対角線なども活用することで、作品に緊張感や力強さを生みだすこともできます。また、バランスや躍動感を意識することで、作品に活力を与えることもできます。

 構図の選択は、鉛筆画・デッサン作品を成功させるためには重要な要素なので、作家は各種構図の種類やテクニックを学び、継続的な練習とご自身の感性を磨くことが重要になります。それは同時に、他の作家の構図の使い方を研究することにも通じてきます。

 作家が成長していくためには、作品制作上の綿密な着想の整理と、幅広い構図の導入に対する挑戦によって、適切な構図を選べるようになることが必要です。それは、鉛筆画・デッサンにおける構図の役割や、作品の視覚的なバランスと躍動感などへの理解など多岐にわたります。

構図の導入によって表現力を向上させる方法

表現力を向上させるための構図の導入方法:鉛筆画・デッサンにおける魅力的な表現を実現する秘訣

 構図の導入は、鉛筆画・デッサンにおいて表現力を向上させるための重要な手法です。適切な構図を選択することで、作品全体の構成に力強さを表現することができます。以下に、構図の導入によって表現力を向上させる方法をいくつかご紹介します。

 まず、主題(主役・準主役)の配置と画面構成に注目しましょう。主題を画面内の適切な位置に配置することは、作品に視覚的な中心(1の(2)と同じ)を形成し、鑑賞者の目を引く際に重要なポイントになります。

 主題を規則的なパターンに配置することで、作品にリズムや調和を生み出すこともできます。次に、対称性や対角線も活用しましょう。

 対称的な配置は視覚的なバランスをもたらし、作​​品に安定感を与えます。また、対角線を利用することで作品に緊張感を生み出すこともできます。

画面構成上の緊張感の出し方は、ちょっとした工夫で出すことができます

 この緊張感の例で言えば、画面奥から手前にかけての斜線上で、例えば同種のモチーフが画面奥から小・中・大と大きさを変えて迫ってくるような状態をイメージしてください。これらの緊張感などの要素を網羅して、作品に視覚的な引力を持たせるということです。

 また、余白部分を活用することも重要です。余白部分とは主題(主役や準主役)や要素(各モチーフなど)以外の余白部分のことで、正しく活用することで作品にゆとりや静寂感を生み出すこともできます。それによって、作品の要素同士の関係やバランスを保つことができます。

 尚、ここで言う「余白」とは、何も描いていない真っ白な部分のことではなく、画面上のトーンが入っている、モチーフや要素の配置のない背景を指します。

 さらに、線の太さや質感のバリエーションにも注意しましょう。 線の太さや質感を使って、主題や要素の重要性や表現したい質感を強調することができます。濃いタッチは、強さや立体感を演出することに役立てられます。

画面構成の視点が重要です

 最後に、視点の選択と表現にも意識を向けましょう。適切な視点を選ぶことで作品に知覚や臨場感を与えることができます。また、要素(各モチーフなど)のサイズの選び方や明暗の使い方を工夫することで、作品に立体的な印象を与えられます。

 そして、これらの構図の導入方法を理解し、継続的な練習を繰り返しおこなうことで、デッサンにおける表現力を向上させることができます。

 また、構図の選択や要素の配置に対する感性を磨くために、他の作家の作品や自然の風景を観察して着想を得ることも重要です。構図の役割を捉え、創造的に活用することで、魅力的で表現力豊かな鉛筆画・デッサン作品を制作することができるでしょう。

鉛筆画・デッサンでの効果的な構図の導入方法

鉛筆画・デッサンにおいて効果的な構図の導入方法をいくつかご紹介します。

構図の導入は、最初に取り組む小さいメモやラフスケッチから考えましょう

 鉛筆画・デッサンの魅力を最大限に引き出すためにも、構図導入の必要性を理解し適切な方法を学ぶことが重要です。あなたも構図を導入することで、魅力的な作品を制作することができるようになれます。

 そして、作品をより魅力的に構成することのできる「構図」について研究していくことは、各種展覧会や公募展へ出品して、入選以上の「入賞」を目指す近道にもなります。一方、構図のない作品では入選すら難しいのです。

 尚、あなたが構図について興味のある場合については、私の「鉛筆画で初心者が簡単に構図を取り込む方法とは!」の5記事で、実際の鉛筆画制作における構図の導入方法について詳しく説明しています。この記事の最下部に掲載している5記事を参考にしてみてください。 

鉛筆画とデッサンの違いとは

 ところで、鉛筆画とは、鉛筆で描いた作品全般を指しますが、鉛筆を使ってデッサンすることもできますし、デッサンではなくても、写真やネット上の画像も使って、構図を適切に導入して大作に仕上げることもできます。

 一方、デッサンとは、立体的な対象物を観察して、見たままの形や陰影を鉛筆・ペン・コンテ・水彩などを使って紙に描くことであり、立体的なものを平面に描写することです。つまり、3Dのモチーフを2Dの平面に落とし込む作業ということができます。

 尚、幅広いジャンルでの基本的な部分につきましては、次の記事でもさまざまにご説明していますので、ご参照ください。

関連記事:鉛筆画で初心者が簡単に静物を描くポイントとは?

鉛筆画・デッサン制作時の形態を表すタッチについて

           出典作品:東京武蔵野美術学院・監修 鉛筆デッサン 大寺聡氏

 本来、モチーフにタッチがあるわけではありませんが、鉛筆デッサンではタッチを用いて面の方向や形態を表現できます。

 尚、タッチとは、「モチーフの形状の成り立ちを印象として判別できる手法」という解釈がありますし、「画面上に残された筆や絵具の跡が作家の個性を表わす要素」という見方もできます。

 そして、モチーフが前光(真上からの光)の状態で、調子(※)がわずかしかないときや、白いモチーフをあまり黒くせずに表現したい場合には、タッチを上記画像のように使い分けると効果的です。

(※) 鉛筆で描いたグレーの濃淡、明暗など、階調の状態・様子。

鉛筆画・デッサン初心者が構図をマスターするためのアプローチ

鉛筆画・デッサン初心者が構図をマスターするためのアプローチ:基本から応用までのステップバイステップガイド

 鉛筆画・デッサンにおいて構図をマスターすることは、初心者にとって重要なステップです。適切な構図を選択することで、作品にバランスや調和をもたらし、表現力を高めることもできます。以下、鉛筆画・デッサン初心者が構図をマスターするためのアプローチを詳しくご説明します。

 まずは基本から始めましょう。 構図の基本的な配置やテクニックを学ぶことが重要です。構図の要素に従って、どのように主題(主役や準主役)を配置し、画面内の要素(各モチーフなど)との暫定バランスを取りましょう。

 そして、各種構図分割線などの基本的な構図の配置を理解し、ご自身の作品に活かすことが必要です。また同時に、たくさんの手法やテクニックをあなたの「引き出し」にしまっておく必要もあるでしょう。

構図の検討は、当初のメモ程度の状態から考えていくことが必要です

 次に、実践を重ねましょう。小さなメモやラフスケッチで、さまざまな構図のアイデアを試してみることが大切です。小さなメモなどを使って構図のバリエーションを練習し、慣れていくことで自分の感性を磨くことができます。

 また、他の作家の作品を研究しましょう。優れたアーティストの作品を観察し、彼らの構図の使い方やアイデアを学ぶのです。そして、それを応用することは、構図のセンスを向上させることに役立てることができます。

 さらに、観察力を養いましょう。日常の風景や物体を観察し、構図の潜在能力や発展性を見出すことが重要です。形状、割合や比率、光と影などを観察し、それらをご自身の作品に反映させることで、リアルな表現や視覚的な魅力を生みだすことができます。

構図導入の練習は日常のどこにいてもおこなえます

 簡単に言えば、あなたが風景を眺めているとした場合に、例えばあなたがその風景を見て、どの構図を使うかイメージしながら、主役や準主役をその景色の中のどれにするのか、構図上の中心へどのように配置するかを考えるのです。

 また、各種構図基本線を暗示させるための、主役や準主役以外の各種モチーフを、あなたが見ている景色の中の何にするのかを考え、適当な物がない場合にはあなたのイメージを使います。そして、そのあなたのイメージする景色の中で、強調したい点を考えましょう。

 例えば、類似したモチーフ3個を使ってリズムを表現するとか、黄金分割点の中心に主役・準主役を使った3角形の構図を使うとか、あるいは、中空の三角形を試してみるとか、近景を薄暗い・中景を暗い・遠景を明るくして遠近感を強調してみるとか、アイディアは尽きないはずです。

構図会得には時間がかかりますので継続的な練習が必要であり、上級者からの指摘も有効に活用しよう

 あなたご自身の継続的な練習は勿論重要ですが、構図の会得には努力と時間が必要です。鉛筆画・デッサン初心者が構図をマスターするためには、基本的な構図導入の学習と実践、他の作家の作品の研究、観察力の養成、継続的な練習と上級者からの指摘の活用が重要です。

 あるいは、手っ取り早く構図を学習するには、どこの本でも良いのですが、たくさんの種類の構図が載っている本を1冊購入して、あなたが取り組みやすい構図をいくつか選び、その構図に則ってあなたが描きたい主役・準主役や各種モチーフを決めて描き進んでいくことです。

 そして、たくさんある構図を次々と試して進んでいくことができれば、あなたは制作に取り組みながら、デッサンにおける構図のスキルを向上させられます。また、ご自身の表現力も成長させながら表現方法のバリエーションをストックすることができます。

たまには絵画鑑賞に出かけましょう

絵画を見に行く際のおすすめな公募展

 また、たまには絵を見に行きましょう。私の印象では、日展は「きれいなだけで個性的で野心的な作品は少ない」印象しかありません。

 おすすめは第1に国画会の展覧会である「国展(4月末~5月中旬)」、次いで独立美術協会の展覧会である「独立展(10月)」や、新制作協会の展覧会である「新制作展(9月下旬~10月上旬)」です。

 そして、展覧会(全国公募展)へ行きましたら、細かな技法ばかりを見るのではなくて、作品から受けるあなたの印象が重要です。

 最初の内は、よくわからなくてもあなたがどのように感じたかが一番肝心なのです。やがてそれが、緊張感の出し方や画面構成のバランスなどに活用することができるでしょう。

絵画鑑賞では大きな要素を掴みましょう

 私は、恥ずかしながら、抽象画がいまだによくわかりませんが、気に入った具象画を見て帰ってくると、大づかみな印象を自身の作品に、どのように取り入れることができるかを考えるようにしています。

 そして、そっくりまねることはやめましょう。著作権がありますし、意味もありません。細かいところまでを全部取り込もうとするのではなく、構図などの大きな成り立ち及び配置や濃淡のつけ方、画面の持っている「新たな着想」などを取り込むようにするということなのです。

 さらに具体的な点では、構図やデッサンは当然一番重要であり充分観察が必要ですが、4隅(4つの角の周辺処理)をどのように充実させているかということがとても重要です。

参考情報

国展:第97回国展 開催概要 | 国展 (kokuten.com)

独立展:独立展|第90回記念独立展 (dokuritsuten.com)

新制作展:2023年 第86回新制作展 〜絵画部応募規定〜 | 新制作協会 (shinseisaku.net)

まとめ

 ここまで色々見てきましたが、魅力的な作品を制作するための構図の重要性は、鉛筆画・デッサンにおける表現力向上の「みなもと」です。

 構図は、魅力的な作品を制作するためには欠かせない重要な要素であり、適切な構図を選ぶことで、作品にバランス・緊張感・躍動感・力強さ及び深みや味わいを与え、鑑賞者の目を引き込み楽しませることができます。

 まず、デッサンにおける構図の役割は、作品全体の配置や要素の位置関係を決定するため、作品の視覚的なバランスや調和を与えます。

 そして、構図の導入によって表現力を向上させることは重要です。例えば、主題を構図上の中央に配置することで、作品に視覚的な中心が生まれ、見る人の目を引きつけると同時に、作品にバランスや動きを与えることができます。

 また、鉛筆画・デッサン初心者が構図をマスターするためのアプローチは、基本から応用まで段階的に学ぶのが良いでしょう。 構図の基本やテクニックを学び、実践しながらご自身の感性を磨くことが重要です。

 さらに、他の作家の作品も研究し、構図の使い方や「新しい着想」を取り入れることで、ご自身の表現力を向上させることができます。

 また、鉛筆画・デッサンでの効果的な構図の導入テクニックも重要な要素です。主題の配置や画面の切り取り方、対称性や対角線、余白の活用など、さまざまなテクニックを作品に投影して、視覚的な面白さを持たせましょう。

 尚、具体的な手法として、線の使い方やトーンの明暗の差、視点の選択と印象の表現にも注意しましょう。そして、適切な視点の選択は、要素のサイズや明暗の使い方を工夫することで、作品に安定感を表現することができます。

 綿密に検討された、構図や主題と要素を柔軟に反映させた鉛筆画・デッサンの表現方法を実行することは、ご自身の表現力を高め、魅力的な作品を制作することを可能にします。

 ではまた!あなたの未来を応援しています。

<鉛筆画で初心者が簡単に構図を取り込む方法・構図関連5記事>

・第1記事 鉛筆画で初心者が簡単に構図を取り込む方法とは! (黄金分割と垂直・水平線)

・第2記事 鉛筆画で初心者が簡単に構図を取り込む方法とは! (√2と光を中心とした中空の三角)

・第3記事 鉛筆画で初心者が簡単に構図を取り込む方法とは! (√3と逆三角形)

・第4記事 鉛筆画で初心者が簡単に構図を取り込む方法とは! (3分割と√3)

・第5記事 鉛筆画で初心者が簡単に構図を取り込む方法とは! (4分割と3角形×2)

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