どうも。鉛筆画家の中山眞治です。さて、そろそろ樹々が色づいてきましたね。元気でお過ごしでしょうか?^^
さて、鉛筆画やデッサンは、細部の技術だけでなく、構図が魅力的であることが成功の鍵です。
初心者から中級者の皆様、構図の技法に悩んでいませんか?本記事では、シンプルながら効果的な「4分割法」と「3角形×2」の構図をご紹介します。
これらの方法を習得することで、あなたの作品は一段と引き立ち、見る人の心を掴むことができるでしょう。美しい作品を生み出すための構図のコツを、一緒に学んでいきましょう。
それでは、早速どうぞ!
モチーフ選び: 鉛筆画・デッサンの第一歩
今回の制作例は、テーマの主体である(4分割と3角形×2)の位置に、それぞれのモチーフを落とし込んで制作するということであり、各種基本線の配置に対して、何をどのように描いていくかということを考えることでもあります。
あなたも、この記事を参考にして制作する場合でも、主役・準主役及びレイアウトはどうするかを決めていきましょう。できるものであれば、あなた独自のテーマも考えてみましょう。
それは、例えば、寛ぎのひと時、季節を象徴する果物や野菜で季節を表現する、夜の街をシリーズ化してみる、夕暮れ時を専門的に描くなど、あなたが描きたいと思えるテーマを見つけることであり、静物、人物、動物、風景すべてに言えることです。
その専門的なテーマが、あなたのオリジナリティーとなり、他の作家たちとの差別化を図れるからです。ここは、最初から大きな情報になりますが、あなたがこれから制作を進める際に一番に考えるべき重要な点です。
どの上級者であっても、この部分は常に考え続けている点なので、早い段階から、あなたがこの点に気づいて検討を進めることは、重大な意味を持ちます。この点は、画家にとって一生考え続けていく部分でしょう。
ところで、あなたが、今回の制作例で使っていないモチーフで取り組む場合においては、同じような構図で制作しても何ら問題ありませんが、制作例をそのまま使うことは、著作権がありますのでできません。悪しからずご承知おきください。
構想の魔法: 力作を生む事前計画
まず最初に、あなたの身の回りにあるA4サイズくらいの紙を用意して、それを半分に切り今回のあなたの作品の、まずはメモ描き程度で自由に構想を練りましょう。
フリーハンドや実際に測ってでも良いのですが、分割線を入れていきます。もしも、きちんと測って基本線を入れるならば、その線はボールペンで入れておくと、そこへ鉛筆で描き込んでいけば何度でも試行錯誤できます。
最終的に、あなたの気に入ったモチーフをあなたの気に入ったレイアウトに据えて、あるいは構図上の不足する部分を他のモチーフも加えて補うことにより、いわゆる「下絵(エスキース)」を作ることができます。
具体的には次の画像のような基本線を引くことから始めます。
エスキースの作り方
F4サイズの本制作画面で制作する場合の手順
正確な縮尺のエスキースの利便性
あなたが、本制作画面をF4のスケッチブックで取り組むとした場合に、正確な縮尺のエスキースを作る場合は次の通りです。
F4サイズのスケッチブックの寸法は、長辺は333mm・短辺が242mmなので、あなたが手元に用意したエスキースが、A4の紙を2つに切ったものならば、長辺が210mmで短辺は148mmであり、縮尺は次の通りです。
短辺の縮尺では、エスキースの短辺をF4のスケッチブックの短辺の数値で割ると、148mm÷242mmなので、0.6115という数値が出ます。
そして、エスキースにおける長辺の長さを求める場合には、F4の長辺の長さ333mmに、上記の縮尺(0.6115)をかければ、203.6mmという数値が出ます。
つまり、あなたの手元に用意した紙が、A4の紙を1/2に切ったエスキースの長辺を204mmにすれば、あなたが本制作に入るF4を正確に縮尺したエスキースの土台ができます。
これは、正確に短辺同士の縮尺をおこなうことで、エスキースの長辺の長さを正確に調整できるということです。
正確な縮尺エスキースによる制作の効率化
これによって、F4を正確に縮尺したエスキースが完成しますので、エスキースの中の各モチーフの配置点や輪郭などは、エスキース上の各距離を0.6115で割れば、正確な位置をF4のスケッチブック上で再現できます。
実際に制作するスケッチブックのサイズに基づいて、正確な縮尺のエスキースを作っておけば、本制作する画面で各モチーフの位置を再現することが簡単にできるということです。
尚、F4以外のスケッチブックで、本制作画面に臨む場合でも、前述と同じことが言えますので、各サイズの本制作画面での、正確な縮尺のエスキースを毎回作ることをオススメします。
エスキースの制作手順
画面の4分割法: 長辺の技法
今回の制作例の4分割線は、実際の制作例の大きさがF4なので、長辺が333mmで短辺は242mmです。例えば長辺の4分割点を求めるならば、333÷4=83.25になるので、画面を83mmで4分割します(⑦④⑧)。
また、あなたがF6やF10及びその他の大きさで制作する場合には、実際の画面を測って、それぞれの長辺・短辺を4で割った数字が分割点です。
スケッチブックのメーカーによっては、若干寸法が異なることがありますので、制作当初に実際に確認しておきましょう。これは、F100でもそれ以上の大きさの画面にも全て共通して言えます。
短辺も活用! 4分割の秘密
短辺も同じく、242÷4=60.5になるので、60.5mmの位置が4分割点になります(⑤③⑥)。
この4分割線と、左右頂点(AとB)からの斜線(①②)と縦横の2分割線は③④で既に描き込んでいますが、全部を入れた基本線は上の画像「4分割構図基本線(縦向き)」の通りです。
この基本線上に、先ほど制作したエスキースを落とし込んでレイアウトします。実際に描き始める際には、まず全体を大づかみでとらえて描き進んでいきます。
基本線の描画: 鉛筆画・デッサンの土台作り
この各種基本線は、2Bなどの柔らかい鉛筆の軽いタッチで描き込みます。この時筆圧を強く描き込んでしまうと、のちの工程で練り消しゴムでは消しきれなかったり、跡が残ってしまうので、そのためには筆圧をかけ過ぎず優しく描くことが必要です。
そして、描き込んだ基本線の4分割と3角×2の位置にモチーフを置きますが、この点につきましては順を追って説明していきます。
また、この時に、作品によってはそれ以外のモチーフも検討して、モチーフと各導線との交わり方や、導線の導き方も同時に考えていきます。
今回の制作例では、6点のそれぞれ形状の異なる「空きビン」のモチーフをレイアウトしたうえで、一方では、画面上に外界へ抜けていく部分の窓も構成することにします(以後「抜け」と呼びます)。
「抜け」技法: 作品に閉塞感を取り除き深みを持たせる方法
この「抜け」があることによる効果は、鑑賞してくださる人の息苦しさを解消できます。それは、意識がその「抜け」の先にある外界のひらけた空間に向けられて、解放感を与えられるからです。
そして、その効果は静物以外のどのジャンル(花・人物・動物・風景・心象風景)にも応用できます。
今回の「抜け」では、窓から入ってくる「陽光」で、6種類の空ビンそれぞれのモチーフがところどころ光り、中身の何も入っていないビンを描くことにより「空虚さ」を表現していきます。
今回制作する作品の構図の要素は、合計すると①4分割②3角形×2で複数のモチーフをレイアウト③抜けの効果を活用④画面最下部左右の図形による導線(斜線)の暗示、の合計4点がかなめとなります。
構図基本線とエスキースとの調和
今回の完成時のイメージは、大きさの異なる左右の「抜け(窓)」から室内に陽光が差し込み、室内のモチーフを照らしている光景を目標にしてレイアウトしていきます。
そして、各4分割線を使ってモチーフの高さや幅、あるいは中心点になるように考えます。今回の制作例では、画面左上の抜けの右下の角を斜線②が通過しているように構成していきます。
これは斜線を暗示するためです。また右側の抜けについても、左下の角を斜線②と同じ理由で斜線①が通過しているように構成します。
そして、一番手前のビンのモチーフの最上部は、画面の中心点を避けるために、わずかに下げることにします。
また、右の抜けの下にあるモチーフは、4分割線とモチーフ最上部が重なってしまうとモチーフが引き立てられなくなるため、若干下げることにします。
視線の魔法: 観てくださる人を引き込む技巧
全体のレイアウトをおこないながら、光が「空きビン」の特徴的な光と影となって表れている状態を描き込みながら、リアリティーを強調します。
ここで肝心なのは、6点あるモチーフの中でかたよって1つのモチーフを細密に描き込み過ぎてしまうと、観てくださる人の注意をその部分に集中させてしまいます。
そこで、6点のモチーフそれぞれの光の反射を、1つのモチーフに注意が集中しすぎないように均等に描き込むようにします。
アイディアの導入: クリエイティブな発想法
- 黄色の線:4分割構図基本線
- 青色の線:「抜け」に使うための線
- ピンク色の線:モチーフで3角と逆3角を構成する線
- 紫色線:対角線を暗示するためにモチーフを配置
今回の制作例の場合、「抜け」は長辺の4分割線と短辺の4分割線で仕切った部分を「抜け」として使う一方で、左上部隅にも「抜け」を構成しますが、左右が同じ大きさの「抜け」では面白みがありません。
そこで、右側の「抜け」は構図基本線の強い線で仕切られた「抜け」として配置することにします。一方、左の抜けの大きさは、右の抜けの底面の長さの半分の長さと対角線②の交わるところで結び、その交点から真上に直線を描き込んで「抜け」とします。
さらに、左側の小さな「抜け」には右側の「抜け」と比較してわずかに濃いトーンを入れ、最終的に右側の抜けを強調します。
これらのことを、A4の半分のメモ程度の紙に、「描いては消し描いては消し」を繰り返して、いかにして基本線を有効に使ったレイアウトや充分な強調ができるかを考えて、下描き(エスキース)を完成させます。
本制作画面へのモチーフの描写: 実践的な構図テクニック
4分割法: 効果的な配置のコツ
今回の制作例は実際の大きさがF4なので、長辺が333mmで短辺は242mmです。例えば長辺の4分割点を求めるならば、333÷4=83.25になるので、画面を83mmで4分割します(⑦④⑧)。
また、あなたがF6やF10及びその他の大きさで制作する場合には、実際の画面を測って、それぞれの長辺・短辺を4で割った数字が分割点になります。
尚、スケッチブックのメーカーによっては、若干寸法が異なることがありますので、制作当初に実際の寸法を確認しておきましょう。これは、F100でもそれ以上の大きさの画面にも共通して言えることです。
短辺も4分割する
短辺も同じく、242÷4=60.5になるので、60.5mmの位置が4分割点になります(⑤③⑥)。この4分割線と、左右頂点(AとB)からの斜線(②①)全部を入れた基本線は上の画像「4分割構図基本線(縦向き)」の通りです。
この基本線上に、先ほど制作したエスキースを落とし込んでレイアウトします。実際に描き始める際には、まず全体を大づかみでとらえて描き進んでいきます。
細かいことはさておいて、Bや2Bなどの柔らかい鉛筆を親指・人差し指・中指で軽く持ち、全体を優しいタッチで描いていきましょう。
そして、この段階では、今後あなたの制作作品によっては、必要ならば長めや短めの定規やコンパスもどんどん使いましょう。フリーハンドで直線や曲線を描くことは、制作を続けていく中でゆっくり覚えてゆけばよいのです。
※ 前述していますが、エスキース上の主要なモチーフの輪郭を本制作画面に描き込む際には、エスキースの中の各モチーフの配置点や輪郭などは、エスキース上の各距離を0.6115で割れば、正確な位置をF4のスケッチブック上に再現できます。
画面構成の統一: 構図基本線とモチーフの調和
- 黄色の線:4分割構図基本線
- 青色の線:「抜け」に使うための線
- ピンク色の線:モチーフで3角と逆3角を構成する線
- 紫色線:対角線を暗示するためにモチーフを配置
エスキースを元にした配置テクニック
モチーフ6点を実際にレイアウトしますが、題名にもある3角×2とは、上記の縦横4分割線を意識しながら、3角形と逆3角形を描こうとしていますので、上の画像のような状態をイメージしているのです。
尚、画面はF4で大きくはないため、モチーフを小さめに描いて、それ以外の構図要素の黄金分割及び√2や√3を使う手もありましたが、それではモチーフの迫力を表現できません。
そこで、画面上のモチーフの構成面積を大きくすることで迫力を出すことにしました。この制作例では、室内に差し込む光によって、ガラスのビンの光輝く部分と濃い黒色のシャープな線が入っている部分を特徴として捉えます。
他の作品への応用テクニック
作品の制作にあたっては、構図基本線の分割線を意識してレイアウトしますが、作品によって画面に納まりきれない部分は、画面の外にハミ出てよいのです。あなたの描く画面には、あなたの必要とする部分だけを切り取って描きましょう。
それは、無理に画面に収めようとすれば、画面全体が窮屈になってしまうからです。逆に、モチーフが画面からハミ出ることによって、画面の外への広がりが表現できることにつながります。
このことは、どの作品を描いていくうえでも言えることで重要なことなので記憶しておいてください。尚、画面最下部の底辺(CD)上にモチーフを「乗っけた」ようにレイアウトすることは禁じ手なので、これも覚えておきましょう。
斜線の導線: 効果的な画面構成の秘訣
- 紫色線:対角線を暗示するためにモチーフを配置
次に、画面左上のAからDまでの斜線②やBからCまでの斜線①も意識してレイアウトしましょう。この斜線の暗示も重要です。つまり、斜線が通っていることを画面上のレイアウトや、モチーフの凹凸なども含めて表現するということです。
そして、実際のモチーフの形状を構図の構成上修整することもあります。これは、どの画家もほとんど行っていることで、デフォルメと呼ばれています。
これらの構図基本線との重ね合わせは、構図の成り立ちを示すためであり、その暗示を含めて画面全体のバランスをとっているのです。
尚、デフォルメは、風景画の場合であれば、実際の景色には電柱や電線があっても、あなたの意図する一番見映えのする画面にするために省略しても良いのです。
それは、現存する状態に修整を加える事であり、「削除」「つけたし」「省略」「変形」など何でもアリです。要は、見映えの良い作品に、いかにして仕上げるかということです。
レイアウトの練習: 線の整理から始めよう
黄色の線:4分割構図基本線
青色の線:「抜け」に使うための線
ピンク色の線:モチーフで3角と逆3角を構成する線
輪郭線以外の線の整理テクニック
最初に描き込んだ、全体の輪郭を取った際の、たくさんの線を練り消しゴムで整理しますが、こののちトーンを入れていくところにある線はそのままにしておきましょう。なぜならば、そこへはこれからトーンを入れていくので消す必要がないからです。
そして、モチーフにかかっている線や抜けの中にある線は消しておきましょう。仕上げに向かって、明るい部分にすべきところにある無駄な線は目立ってしまうので、必ず消しておく必要があります。
また、練り消しゴムで消したところは、その後トーンを入れていくと、消していないところと比較すると鉛筆の乗り具合が少しだけ違ってくることがありますので、練り消しゴムを使う際にはできるだけ消し込みを少なくしましょう。
仕上げのコツ: 明暗で作品に命を吹き込む
メリハリを強調: 仕上げのポイント
練り消しゴムでたくさんの線を整理した後は、いよいよ各モチーフのレイアウト後の制作工程に入りますが、その際には一番暗いところからトーンを入れていきましょう。
制作例の描き始めでは、長辺を2分割線で区切ったモチーフ背後の壁面が一番暗い設定であり、当初は2Bでトーンを入れます。また、床面についてはHBで描き込みます。
制作例では、全体をほぼ描き上げた状態から、改めて背後の壁面は3Bで仕上げました。これは1段背景を暗くすることによって、モチーフや抜けを引き立てるためです。
そして、仕上げでは一番明るいところ(ハイライト)の部分についても、今一度練り消しゴムで拭き取ります。
最終的な仕上げ段階では、モチーフの中の一番濃い色には5Bを使っています。また、各モチーフの接地面部分にも5Bを使って「接地感」を強めて安定させます。
尚、今回の制作例では、描き込んでいく内にサインの場所がなくなってしまったので、一番大きな最後部のモチーフのラベルに厚かましくもサインを入れていますが、これは遊びです。^^
光の強調: 黒の深化で効果を倍増
全体を観察してみて、本来ハイライトであるべきところが、もう一つ明るくなくて、光っているように見えない場合には、その光っているべきところと隣接している部分の黒さの度合いが足りていないのです。
光をより光らしくする場合には、隣接する黒をより濃い黒にすることで、まぶしく光っているべき部分を強調することができます。
制作例の場合で言えば、各モチーフであるビンの輝いていることを強調するためにも、隣接して5Bのトーンが必要であったということです。
中心点の取り扱い: 注意点とテクニック
制作例では、中心点部分を一番手前のビンの頭のわずかに上の部分になるように中心点を避けて制作しています。また、最後部のビンのSNの文字も中心点を避けてわずかに上に描き込んでいます。
意識的に中央にモチーフを配置する人物画や、大きく面積を取ったモチーフでの制作の場合は別として、複数のモチーフで構成する画面では、できるだけ画面の中心点を避けて制作することが望ましいです。
特に、画面の寸法上の中心点とモチーフの主役・準主役の中心点が重なってしまうと、「画面の動きを止めてしまう」からです。
尚、この作品は、窓から「陽光」が入り、6点のそれぞれ形の異なったビンには何も入っておらず、空虚な時間を感じてもらえるようなイメージで描き進んでいます。
まとめ
第2回個展出品作品 洋ナシのある静物 2000 F1 鉛筆画 中山眞治
鉛筆画・デッサンの美しさは、その細やかで繊細な線と緻密な構図にあります。一つ一つの線が画面上で奏でるハーモニーは、正確な技法と情熱が背景にあることを示唆しています。
モチーフの選び方からスタートし、構想をしっかりと練り上げることで、作品に命が吹き込まれるのです。特に「エスキース」の段階での基本線及び全体の描画は、作品のバランスを左右する重要な部分と言えます。
そして、「抜け」の技法や視線を引き込むテクニックを駆使することで、観てくださる人の心を掴む力強い作品を生み出せます。
また、画面の分割やモチーフの配置も、構図の要となる要素です。4分割法は、画面を均一に区切ることで、モチーフのバランスを整えるのに役立ちます。
さらに、斜線の導線や他の作品への応用技法を学ぶことで、独自のスタイルやテクニックを磨くことができるのです。そして、線の整理やレイアウトの練習を重ねることで、全体の調和と統一感を追求することが可能となります。
仕上げにおいて、明暗のコントラストは非常に重要です。メリハリを持たせ、光の強調や中心点の慎重な扱いを意識することで、作品はよりリアルで力強いものとなります。
また、黒の深化を通じて、光の部分を引き立たせる技法は、真のプロフェッショナルならではのテクニックと言えるでしょう。
まとめると、鉛筆画・デッサンの技術は、基本から応用、そして独自のスタイルを磨く過程で身につけるものです。
この記事を通じて、初心者から中級者までの人々が、鉛筆画の奥深さと魅力をより深く理解し、実践する手助けとなれば幸いです。
尚、この構図記事の他にも、あなたが展覧会や公募展へ出品を希望する際には、ただモチーフを上手に描けるだけでは入選できません。
それは、あなたの制作する画面全体を使って、さまざまな構図や発想を駆使することにより、作品全体を魅力的な構成にする必要があるのです。その内容について興味のある人は、次の関連記事を参照してください。
関連記事:鉛筆画・デッサンの魅力を最大限に引き出す!構図導入の必要性と方法とは
ではまた!あなたの未来を応援しています。
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